今回はちょっと不思議な、そしてかわいくて、心がほっこりするようなアメリカのドラマを紹介しましょう。
「私はラブ・リーガル」は、リーガルドラマであり、ヒューマンドラマであり、ラブストーリーであり、ファンタジーです。4つの要素がバランスよく組み合わさっている、多くの人が共感する、そして視聴者がふっと心が優しくなるドラマです。
簡単なあらすじ
「私はラブ・リーガル Drop Dead Diva」は、ファッションモデルのデビーが交通事故で突然死した後、天国へとたどり着きます。その天国はパソコンでしっかりシステム管理されていて、天国の番人の天使がいます。自分が死んだということを受け入れられないデビーは、その天国の番人がふっと目を離したすきに、パソコンのキーボードの「Enter」を押して、地上へ戻ります。しかしもともとの本人のボディには戻れず、ファッションモデルとしてスレンダーな容姿であったデビーとは真逆の、ぽっちゃりとした弁護士ジェーンの体で生き返るのです。このシリーズは、ハートフルなドラマとファンタジーが融合した作品で、多くのファンを魅了しました。
シーズン1
デビーは、若くて美しく将来有望なモデルです。婚約者とも幸せに暮らしていました。彼女は自分の美貌で、ちょっと人を小ばかにするようなところがありました。しかし、ある日突然、交通事故で亡くなってしまいます。天国へたどり着くと、自分が死んだということに納得ができず、強制的に地上に戻ります。しかし戻ったときには、デビーが最も嫌っていた、ぽっちゃりした美しくない容姿の弁護士ジェーンの体に、デビーの魂が宿るのです。
新しい人生で、デビー(ジェーンとして)は、自分の外見とは異なる内面の美しさや賢さを発見し、弁護士としてのキャリアを成功させながら、自分の真のアイデンティティと愛を探求します。このシーズンでは、ジェーンがデビーの過去と現在の人生をバランスさせながら、彼女の新しい人生で直面する挑戦が描かれています。
シーズン2
ジェーンは、自分の新しい身体と人生に慣れ、弁護士としても個人としても成長していきます。彼女はデビーの記憶とジェーンの賢さ、そして新しい自分自身としての新しい経験を融合させ、複雑な法律案件を解決する際に、その両方を上手に利用します。
もともとのジェーンは聡明ではありましたが、人として周囲の人に冷たく、思いやりや愛にかけていました。デビーは思いやりや愛のある人で、人を小ばかにするところはありましたが、親友にも恵まれていたのです。ジェーンとデビーの良いところが融合して、デビーはジェーンとして多くの人を幸せへ導いてあげることができるようになるのです。
デビーの元恋人のグレイソンへの思いは消えませんが、多くの人たちと出会い、本当の愛と正義についての彼女の探求は続いてゆきます。
シーズン3
このシーズンでは、ジェーンが自身の愛とキャリアにおいて大きな進歩を遂げます。彼女はグレイソンとの関係を深めつつ、自分がデビーであることを彼に明かすべきかどうか葛藤します。
同時に、彼女はより困難な法律案件を担当し、その過程で自信と専門性をさらに発展させます。ジェーンは、過去と現在を受け入れ、自分自身のアイデンティティに真に向き合うことを学びます。
シーズン3のエピソード7では、ジェーン(演:ブルック・エリオット)の素敵な歌声も聞けます。ジェーンを演じるブルック・エリオットは、ミュージカルでも活躍しているんですよ。さすがブロードウェイ・ミュージカル界のディーバ(歌姫)!
シーズン4
ジェーンの人生は更に複雑になります。彼女は愛とキャリアの間でバランスを取りながら、新たな恋愛関係とキャリア上のチャンスに直面します。ジェーンは、グレイソンに自分の真実を明かす勇気を持つことができるのか、そして彼らの関係がそれを乗り越えられるのかに直面します。このシーズンでは、自己発見と赦しのテーマが強調されます。
シーズン5
ジェーンは、プロとしてもパーソナルな面でも新たな高みを目指します。彼女の法律キャリアは順調に進み、新しい愛が彼女の生活に現れますが、過去の秘密が彼女の幸せを脅かします。
ジェーンは、過去の過ちから学び、未来に向けて前進する方法を見つけなければなりません。このシーズンは、成長と許しに重点を置いています。
シーズン6
最終シーズンでは、ジェーンは彼女の人生とキャリアにおける最終的な試練に直面します。彼女とグレイソンの関係は、予想外の展開を迎えます。
ジェーンは自分自身との和解、愛の真の意味、そして彼女がどのような弁護士でありたいかについての理解を深めます。このシーズンは、キャラクターたちの旅の締めくくりとして、希望、愛、そして許しのメッセージを残します。
「私はラブ・リーガル」は、外見だけでなく内面の美しさ、個人の成長、そして真実の愛を探求する物語です。ジェーンの旅は、視聴者に多くの感動を与え、笑いと涙を通じて、人生の重要な教訓を教えてくれます。
このドラマを見られるのは
ジェーン役のブルック・エリオットについて
ジェーン・ビンガム役のブルック・エリオットは1974年11月16日生まれのアメリカ出身の女優で、歌手としても活動しています。彼女の代表作はもちろん「私はラブ・リーガル」です。
ミネソタ州生まれのエリオットは、ミシガン州リバービューで育ち、西ミシガン大学でMusical Theatre Performanceを専攻し、美術学士の学位を取得しました。ブロードウェイ・ミュージカルにも出演経験があり、「美女と野獣」「The Pirate Queen」「Taboo」「ウィキッド」などに名を連ねています。