海外ドラマは、ストーリーはもちろん面白いのですが、音楽もすごく大切な役割を果たしていますよね。特に、主人公がいきなり素敵な歌声を披露してくれるシーンには、いつもびっくりさせられます。
今回はそんな、歌の上手い主人公たちが活躍する海外ドラマをいくつかご紹介します。彼らがどうやって私たちの心をがっちりつかんで離さないのか、その秘密をちょっと探ってみましょう。
LUCIFER/ルシファー
「LUCIFER/ルシファー」は、ちょっと変わった設定のドラマ。ルシファーとは、「光を掲げる者」という意味をもつ悪魔・堕天使の名前です。キリスト教の伝統では、ルシファーはかつて、全ての天使のリーダーであり、その美しさで知られる最も輝かしい大天使でした。しかし、彼は高慢と嫉妬に駆られて神に反逆し、その結果、天国から追放された堕天使です。彼は自由意志を持ち、神から背いた存在として堕落しました。そして地獄の王として、地獄を管理・統率してるのです。
そう、このドラマの主人公はなんと地獄の王様、ルシファー・モーニングスター。このキリスト教のお話をそのままドラマにしているのです。
このルシファー役を演じているのが、カッコいいイギリス出身の俳優トム・エリスです。トムの歌声、本当に素敵なんですよ。ドラマの中で何度も歌うシーンがあるのですが、その歌声を聞きたくて同じドラマ、同じエピソードを何度も見てしまうほど。
ルシファーは、自分が持ってる高級ナイトクラブのシーンでよく歌を披露しています。その声には、聞く人の心を引きつける不思議な魅力があります。ルシファーは堕天使=悪魔なのに、実は心に寂しさや自分を受け入れられない、どこかで虚勢を張っているキャラクターで、天使や悪魔の世界を描いているのにもかかわらず、やたら人間っぽい。
そんな人間っぽさが、キャラクターの魅力になって、ルシファーの歌う歌もより魅力的になのです。
「ルシファー」は地獄に飽きて、”天使の街” ロサンゼルスでナイトクラブを始めます。あるとき、そのナイトクラブで殺人事件が起こるのです。その殺人事件をきっかけにして、ロス市警の女性刑事と組んで、犯罪者たちに天罰を下すというストーリー。アクションもあり、ドキドキするシーンもたくさんありますよ。
トム・エリスは、1978年11月17日生まれのウェールズ出身の俳優です。彼は、ロイヤル・コンセルヴァトワール・オブ・スコットランドで演劇を学びました。以前は「Miranda」や「Rush」などのドラマにも出演していました。そして2016年からは「ルシファー」の主役として、世界でその名を知られるようになりました。
「ルシファー」は最初、Foxで放送が始まり、その後Netflixが引き継いで、2021年9月には最終シーズンが公開されました。トム・エリスのファンはもちろん、海外ドラマが好きな方には、ぜひおすすめの作品ですよ!
このドラマはNetflixで配信されています。
Dr. House/ドクター・ハウス
「Dr. House/ドクター・ハウス」は、型破りな医者、グレゴリー・ハウスが主役の物語です。ハウスを演じるのは、イギリス出身のヒュー・ローリー。彼はイギリス出身のミュージシャンであり、俳優。ドラマの中でその才能をちらっと見せてくれるんですよ。
このドラマは、アメリカのニュージャージー州にある架空のプレインズボロ教育病院を舞台にしています。ハウスはこの病院の解析医療部門のチーフで、天才だけどちょっと変わった医者。人はみんな嘘をつくと信じていて、病気の原因を見つけるためなら、ちょっと変わった方法も平気で使います。
ドラマは、1話完結型のエピソードで、患者が不思議な病気になるところからスタートします。ハウスは最初は興味を示さないフリをしますが、病気が複雑で面白そうだと思うと、すぐに解決方法を探し始めます。彼とチームは、ホワイトボードに色んな原因を書き出して、ひとつずつ消していきます。
でも、治療がうまくいっても、また別の症状が出てきて、物語はドキドキの連続。ハウスは部下に患者の家への不法侵入をさせたり、患者のプライバシーを守らないようなこともしますが、最終的には真の病因を見つけ出して、患者を救います。
ハウスを演じるヒュー・ローリーは、1959年6月11日生まれで、オックスフォードシャー州オックスフォード出身。ケンブリッジ大学卒業の才能あふれる人物です。俳優だけでなく、ミュージシャンとしても活動していて、その多才ぶりをドラマでも見せてくれています。
ドクターハウスは、医療ドラマですが、ただの医療ドラマではありません。ハウスのユニークなキャラクターと、解決方法が毎回スリリングで、見ていて飽きません。海外ドラマが好きなら、ぜひチェックしてみてくださいね!
このドラマを見られるのは
GLEE/グリー
「GLEE/グリー」は、歌とダンスでいっぱいの、とっても楽しい物語。出演者たちが歌唱力を競い合うシーンがたくさんあって、毎回見るたびに元気をもらえますよ。
舞台はアメリカ、オハイオ州ライマの架空の高校、ウィリアム・マッキンリー高校のグリークラブ(合唱部)です。ここでは、実力派のキャストたちが、1930年代から最新ヒット曲まで、いろんな曲をカバーしています。
「GLEE/グリー」はスタートと同時に大人気になり、サウンドトラックも大ヒット。GLEEの熱狂的なファンを「gleeks」(グリークス)呼ぶほど、大人気ドラマでした。
日本でも、2010年から放送が始まり、たくさんのファンがこのドラマを楽しんでいます。
このドラマの中でも、レイチェル・ベリー役のリア・ミシェルの歌声は本当に素晴らしいんです。彼女のパフォーマンスは、見る人全てを魅了する力があります。
「GLEE/グリー」は夢に向かって頑張る若者たちの姿、そして彼らの歌声が、見る人に希望とやる気を与えてくれます。きっとあなたの心も動かしてくれるはず。歌が好き、ダンスが好き、そして海外ドラマが好きなあなたに、ぜひおすすめしたい作品です。
このドラマを見られるのは
グッド・ドクター 名医の条件
「グッド・ドクター 名医の条件」は、自閉症とサヴァン症候群を持つ天才医師ショーンの成長と挑戦を描いた物語です。主演は、才能あふれるフレディ・ハイモア。彼の演技は、見る人全員をドラマの世界へと引き込みますよ。
このドラマでは、クレア・ブラウン役を演じるアントニア・トーマスが、とても心に残る歌声を披露してくれるんです。彼女のギター弾き語りのシーンは、まるで優しい風が吹き抜けるよう。アントニアさんの声には、人々に安らぎを与える力があるんです。
ショーン役のフレディ・ハイモアは、この役でゴールデン・グローブ賞にもノミネートされました。また、このドラマは「Dr.HOUSE – ドクター・ハウス -」のデイヴィッド・ショアが企画・製作総指揮を務めています。医療ドラマ好きにはたまらない、豪華な制作陣が集まっています。
クレア役のアントニア・トーマスは1986年11月3日生まれのイギリスの女優。彼女の演じるクレア・ブラウンは、ショーンと共に成長していく仲間の一人。彼女の歌は、ドラマに深みを加え、キャラクターの内面をより豊かにしてくれます。
「グッド・ドクター 名医の条件」は、ただの医療ドラマではありません。人として成長すること、周りとどう関わっていくか、そんな大切なメッセージがたくさん詰まっています。海外ドラマが好きな方なら、絶対に見逃せない作品ですよ。
このドラマを見られるのは
クレアがアメージンググレイスを歌うエピソードはシーズン3で見られます
まとめ
海外ドラマの魅力は、ストーリーだけじゃありません。音楽が加わることで、ドラマはただ見るだけのものから、心を深く動かす体験に変わります。
今回ご紹介したドラマの中のキャラクターたちは、みんな歌を通じて、物語に色とりどりの感情を添えています。
彼らの歌声は、単に耳を楽しませるだけではなく、私たちの心にも深く響き渡ります。ドラマが終わった後も、その歌声やメロディーはずっと記憶に残ります。
海外ドラマを見る楽しみのひとつに、こんな素敵な音楽の瞬間があること。それは、きっと多くの人にとって、忘れられない体験になっているはずです。