


昨日、2020年11月24日(火)は、C型肝炎完治してから2年の検査でした。病気を抱えている間は、19年近く3か月に一度の検査でした。完治後からは、半年に一度の検査。
毎回、エコーと採血の検査があります。
私が通院している東京の虎の門病院は、2019年6月に新病院(ビル)になり、古い病棟とは違って、開放的で、検査・診察もずいぶんとスムーズになりました。
それでも、全国から多くの患者がやってくる虎の門病院は、毎回、人・人・人、であふれかえっています。
しかし、2020年はコロナ!!
2020年5月下旬の検査の時は、緊急事態宣言の真っただ中。現在は静岡県浜松市在住ですが、当時は名古屋在住だった私は、県外移動をする恐怖で、検査日を変更しようとしました。が、私の主治医は肝臓の世界では有名な人なので、すぐに変更できるはずもないし、たとえ変更できたとしても、コロナがいつ終息するかなんてわからないので、次の検査日にコロナがない安心できる状況かどうかは、誰にもわかりません。というわけで、意を決して新幹線に乗り、東京にゆきました。
その時は、病院だけでさっさと帰りましたが、2020年5月の時点で、今まで見たことないほどの病院の空き具合に、すこぶる驚きました。
クリニックでも、総合病院でも、今までわりと気軽に行っていたひとが、行かなくなる。クリニックも予約以外は受け付けなくなったし、総合病院も枠いっぱいに予約を入れることはなくなったことで、患者さんであふれかえるようなことはなくなったようです。
そもそも名古屋や浜松にいると、東京のようにあふれかえるほどの人がいる病院というのは、あまり見たことがありません。人口の違いというのは、それほど大きいんですね。
半年前、11月の検査の予約をする際には、「さすがにコロナは落ち着いているだろう」と思っていました。完全に消えることはなくとも、少し緊張も緩んでいるのではないかと。
まさか、第3波の真っただ中!とは。
5月の時も今回も、病院の入口は1か所に限定されています。
病院に入るとすぐに、アルコールで指先を消毒。そして熱を測ります。どこに行っても、同じパターンだから、慣れっこ。
ところが昨日は、なぜか3回も測ることになりました。熱があるのかとドキドキ。職員の人が「あれ?」と言いながら、何度も測るんです。
職員がびっくりしたように「35度しかないんですけど、、、」と。
そんなこと言われても、知らんがな!!!
自分の体温のコントロールはできないわ!
4回目、おでこじゃなくてこめかみで熱を測って、ようやく36度で合格。体温が低すぎても、病院に入れないのね・・・(笑)
熱を測ったら、受付を済ませて、採血検査へ!
採血検査のところへ行くと、びっくり!
いつもなら人であふれかえっているのに、だ~れもいない。採決の受付をして、ものの3分で呼ばれた。
もう20年近く虎の門病院に通院しているけど、こんなガラガラなのは初めてよ。
採血をする臨床検査技師の人と、思わず世間話したわ。
コロナいつ終わるの?とか、
私が浜松から来たといったら、「新幹線、どうだった?」とか、
今年は年末、帰れないのよ~とか、、、
そうか、医療従事者で東京在住ってだけで、地元に帰れないよね、、、、
5本の採決が終わるまでに、コロナ話でひと通り盛り上がりました。
彼ら医療従事者は、やっぱり不安も大きいし、神経も使ってる。不満もストレスもあるよね。
日本の政府がこんなんじゃね~~~!!!
大変な仕事だよな~とあらためて感謝しました。
次はエコー検査。
エコーは少し待ちました。1人にかかる時間が長いからね。
以前は、更衣室で検査着に着替えていましたが、コロナが広がってからは、更衣室ではなく、検査室で着替えることになりました。
私は肝臓のエコーなので、基本的に上を着替えるだけでいいのです。できるだけ簡単に済ませたいので、これはありがたいいい方法だと思いました。
エコーの検査でいつも思うことは、検査技師との息が合わない!!!!ということ。
「吸って~はいて~、はい、息止めて~~~」
といわれるのですが、人が息吸ってる時に、「吸って~」といわれても、、、、
一回、息吐かないと、吸えんがな!!!
「息止めて~」
といわれて素直に止めてたら、いつまでたっても「はい、吐いて~」といわない!!!
苦しいぞ!!!!
だから、エコーの検査は好きじゃない。
今までひとりとして、息があったことがない。エコー検査との相性が悪いとしか言えない、、、、。
たぶんね、検査技師の人も「息止めて~」って言ってから、人の肝臓の中身の写真撮るのに夢中で、忘れちゃうんだよね。止めてって言ったときは、覚えといてくれ~~~。
ぜぇ~はぁ~、ってなるから!!!!!
と、いうわけで、無事エコー検査も終わり。診察待ちです。
診察室前の待合室で、呼ばれるのをひたすら待つ。
だいたい40分ぐらいかな。
いまは、ソーシャルディスタンスで、「ここは座らないで」という表示が1つおきに書いてある。
でもみんな2つおきに座る。
4席のシートなら、両端しか座っていない。
無意識のうちに距離をとる。ソーシャルディスタンスだから、ということではなく、単に「感染したくない」という恐怖感のほうが先なのだろう。確かに怖い。でも、だれが座っていたかわからないシートに座るほうがもっと怖い。
だから、アルコール消毒ティッシュを取り出して、念入りに拭いてから座った。
後ろのシートに座っていた人が、私のその行動をじっと見て「そこまで。。。」というような眼をしていたけれど、そんなのかんけ~ね~!!って感じ!それより、気を緩めず、みんなやってくれ!と思う。
みんなで協力してカバーしあえば、コロナは回避できるんだよ。病院だから、病院の職員がやるべき!レストランだから店員がやるべき!ではなくて、みんな自ら率先して消毒しようよ。
そうやって、ひとりひとりが気を付ければ、大きな力になるんだよ。
そう思った。。。。
そして診察。
診察室では、当然のことながら、先生はフェイスシールドとマスクでした。
それ以上に驚いたのは、患者さんの座る席と先生の席がかなり離れていたこと。そうか、先生が万が一コロナに罹ってはいけないものね。。。。医者と患者の距離。難しいところだけど、このソーシャルディスタンスには、若干さみしさを感じた。
いまや、人を見たらコロナと思え、、、ということなのかな、、、とひん曲がって考えてしまった。
まぁ、私の場合、とりあえず元気だったので、よかった。
何ら問題もないし。
再発もなく、癌らしきものもなく、ありがたいことに、すこぶる元気でした。感謝!!
主治医の出身地が浜松市ということで、とりあえず浜松市の話で盛り上がって、診察は終わった。
全然診察じゃないし、、、、(笑)
どこの総合病院も変わらないけれど、病院からクラスターでも出たら、大変な騒ぎだから、かなり神経は使っていました。
それでも、待合室の椅子は、消毒されているのかな?とか、コンビニにある食事ができるコーナーは意外と密だったとか、、、。感じることはいくつかありました。
でも、大病院で、日々患者さんも多い中で、きっとできることは限られる。最大限の注意を払っているはずだし、できることは最大限やっているはず。
その中で感染しないようにするのは、私たち一人一人だと感じるのです。
例えば、病院内のコンビニにある食事ができるコーナーも、患者さんらしき人が長時間PC使って仕事して、長居してる。でも後ろには、検査と診察の合間にランチをしたくて、立って席が空くのを待っている人がいる。
そういうことに気が付いて、譲り合いの精神を大事にして、自分が座った後には、せめて濡れた布巾で拭いてあげるとか、そういう小さな配慮をするだけで、感染の広がりは防げるのだと思います。
マクドナルドやドトールなどで飲食をしたときに、ティッシュなどのごみが出たら、私は家に持ち帰るようにしています。自分が店員さんの立場だったら、やっぱり不安になると思うんです。素手で触るわけではないだろうけれど、ネガティブな感情がわいてくるのは変わらない。そういうことを想像してあげる。相手の立場に立つことは、日本人は得意なはずだから、そういう民族的な特性を、今こそ生かす時なのではないかと思います。
About me
侑美 /自由奔放に生きる”放し飼い”のブロガー&占い師・スピリチュアル研究者
先天性の心臓病(心室中隔欠損症)のため、生後10か月に手術。その際の輸血で、当時は「非A型非B型」、つまりC型肝炎に感染。1999年10月、職場の健康診断で、HCV陽性の反応が出る。そこから19年間の病との戦い。ジェノタイプは1b。マヴィレット治療前は、HCV定量が平均6.6。2018年9月末に完治。現在は、半年に1回のエコーと血液検査。
Twitter @youmei81